- 女性の場合時折問題となるのが、本人の意思というより、母親の希望にあわせていたら、結果的に飾り立ててしまったという例がありますので少し注意が必要です。清潔感ある普段の服装でもんだいありませんが、アクセサリーや化粧は控えめにしたほうが結果として上品な印象を与えることができます。
- プレスしたスーツにワイシャツで大丈夫です。清潔感を出すように心がけ、髪や爪、靴、靴下にも注意して下さい。
- 付添人はあくまでも引き立て役なので、控えめで落ち着いた服装を選ぶようにします。和服なら袖やお召、小紋など、洋服ならスーツなどで当人とのバランスを考えて選ぶようにします。男性ならダークスーツが無難です。
- 特に上品な言葉を使わなければならないというわけではないのですが、言葉というのはその人の知的環境を映し出します。初対面の人に向かって、「わかる。わかる」などと、友達のような言葉遣いは感心できません。
- 例えば両親がついてこられたとき、相手の方を「お父様」、「お母様」などとなれなれしく呼んでは嫌がれます。将来、自分の父母になるかもしれないので、そういう呼び方は避けるようにして下さい。「○○様のお父様」、「○○様のお母様」と呼ぶのが普通です。
- ティータイムにお見合いをするのが一般的になってきましたが、お見合いの席で食事をする場合もあります。嫌いな食べ物が出てもなるべく我慢して食べたほうがよいですが、どうしても食べられないものがある場合は「申し訳ありません。 どうしてもいただけないのです」と一言伝えましょう。
食事が始まったら、なるべく途中では席を立たないようにしましょう。
- 嫌煙権が強くなったこのごろ、男性でも辺りかまわず喫煙すれば周りの人に敬遠されます。女性でも気遣いなくスパスパ吸うのは、嫌われることが多いものです。
タバコが好きで吸いたいときには、2人になってから「私はタバコを少々たしなむのですが、吸ってもよろしいでしょうか?」と一言断る心づかいを忘れないようにしてください。
- やつぎばやに相手の過去の恋愛や交際人数などを質問するのはあまりよくありません。フィーリングさえ会えばいずれは聞けることです。ゆっくりと時間をかけて相手を理解していく心構えが必要です。
自慢げに自分のことばかり披瀝するのもあまり感じのよいものではありません。相手の話にもよく耳を傾けさりげなく五分五分の話しあいをして下さい。また身内の自慢話ももってのほかです。
また、思想や宗教等の考え方の違いは、以後の話し合いに大きく響きます。まず、さりげない話しを進めながら、お互いにあうかあわないかを感じ取り、そのうえでこうした問題が必ず出てくるものです。始めからこういう話題を出すのは避けるようにして下さい。
- 原則的に、はじめのお茶代は男性に負担していただきます。ただし女性も、男性が出して当然といった態度で接するのではなく、必ずお礼の言葉を忘れないでください。親御さんが出席される場合は相手の承諾を得ますので、事前にご連絡して下さい。この場合のお茶代は親御さんにご負担していただくこととなります。
- 紹介が終わり、二人になってからは、落ち着いた雰囲気のカフェや喫茶店などでお話をするのが一般的です。最初はお互い気に入るかどうか分かりませんので、いきなりお食事の時間をとるよりもお茶の方が無難だと思います。一緒にいる時間は2時間くらいが適当です。
お見合いの日に映画に誘う方がたまにおられますが、これはやめた方がいいでしょう。二人の事を知るためのお見合いですから、お互いのコミュニケーションに時間を使ってください。
- 話がひとしきりはずんだところで、紹介者や付き添い人が当人たちだけにしようと言ったら、素直に従いましょう。初対面からだいぶ時間も経ち、多少とも気ごころも知れてきたのですから、今度は二人だけで話し合う機会をもつべきです。
二人だけになったら、肩の力を抜いて話をしてみてください。それまでと違った相手の一面を見ることができるかもしれません。相手方の条件の確認と同時に、相手に承知しておいてもらいたいことなども、この機会を利用して率直に述べるとよいでしょう。また、書類上でわからなかった点についても聞いてみましょう。
二人だけの会話には場所も大切な要素です。ゆっくり話のできる公園やカフェなどを選び、女性の帰り道に近いところがいいでしょう。
二人が意気投合しても、その日は一、二時間で別れるようにします。女性を送る場合は、最寄りの駅まで。自宅まで送るのは先のことにします。
- すぐにお断りして帰りたいと思う場合もあるでしょうが、ここはお見合いのエチケットを守ってください。少なくとも1時間は、お話に付き合ってください。会って、ハイさようならではお相手を傷つけます。
また気に入らない気持ちをあからさまに態度に出し、終始ツンケンするのもマナー違反です。自分がもしそうされたらどう思うかを考えて行動してください。
- 迷っている場合は、もう一度お会いされる方がいいと思います。どれだけ迷っていても3回会えば一緒に暮らしていける人かどうか分かります。そして、もう一度会う事が苦痛でしたらお断りした方が良いかと思います。お見合いの結果は必ず、当日中に世話人の方に連絡を入れて下さい。良いお返事は、なるべく早い方が相手の方に気持ちも伝わります。
- お見合いの場合は、だいたい3回くらい気持ちよく会う事ができれば、その後の交際も発展していきます。早い方で1ヶ月、遅い方でも3ヶ月交際すれば結論が出ると思います。3ヶ月経っても気持ちが定まらない場合は、ご縁がないことが多いです。
お断りする場合は、なるべく相手を長く引っ張らないようにしてください。
- ◆どことなく暗く、冷たい感じのする男性には・・・
「とても思慮深くて、インテリでいらっしゃいますので、教養のないわたしは気がひけて しまいまして・・・」
◆わがままに育てられた女性に・・・
「とても大切にお育てになられたお嬢さんのようで、がさつなわたしとは不釣合いな気がいたします」
◆二人で歩いていても、一人でさっさと先に行ってしまう無神経な人には…
「行動的でいらっしゃいますので、とても私とはテンポが合わないような気がいたします」
◆経済観念に乏しい女性には…
「収入の少ないわたしと一緒になって、ご苦労させたくありませんので・・・」